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愛憎
第9章 後悔−ETARNAL FLAME−
本格的に彼女を触った時、いつもは冷静な彼は有頂天になり、知っているアダルトサイトで買い物をしていた。

手首と太ももをマジックテープで付け、身動きさせなくなる拘束具。

クリトリスと膣内、両方とも刺激するバイブ。

Wifi電波を使い、遠隔操作が可能なクリトリスに密着する遠隔ローター。

塗ると体がむずむずしてくる…と評判の催淫剤。

そして、今日使ったピンクローターと、目隠しだった。

帽子は自前のもの。

深く被らせ、周りに目隠ししてる事を悟らせないようにした。


エレベーターでの萌との口付けで

「ようやく、自分のものになりそうだ」

そんな風に思ったが、同時に

「こう言う風に出来るのも最後かもしれない」

とも思った。

萌が自分を痴漢だと知った時、一線置いていた関係性が本格的に離れていきそうだ…。

そんな事も思ったのだ。

けど、

自分が買ったバイブは、彼氏がいるなど聞いた事がなく、そんな噂も聞いた事が無かった萌に入れてしまえば痛がると思ったし、拘束具も、最初の体験で恐怖を植え付けさせたくなかった。

自分なりに大切に…そう思いながら、今日、萌に触れていた。
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