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愛憎
第9章 後悔−ETARNAL FLAME−
…ふう…。

萌を絶頂から意識を飛ばした後

少年は萌が寝ているベッドの少し離れた椅子に座り、ため息を漏らした。

萌は自分が痴漢だとは思わないだろう。

口調も変え、ここまで、技巧があると言う事で、萌には自分は一体何歳に映ってるんだろうな…。

少年は自嘲する。

初めて、萌に触る時、冷静さを保っていた少年はまず、思いっきり口調を変えた。

どちらかと言うと…あの時まで使っていた言葉遣いをしているような…。



……自分の目の前に、あの女性(ひと)が現れた時、思いの外動揺が隠しきれなかった。

綺麗で、ハキハキしていて…。

でも、性の情報が行き交っていたあの当初

「この女性(ひと)もやるのか?」

そんな目線で見るようになり、ショックを受け、自分を素直にさせなくなっていた。

勿論萌も例外ではなく、あの頃まではぴったりと寄り添うような関係性だったのに

少し線を置くようになった。


(まさかインターネットの情報で萌があんな反応を示すとは思わなかった…)

少年は、萌に触れるまで、初体験なんてしたことがなかった。

どうせHOW TOだろう…そう思い、読み始めたインターネットの連載。

少し距離を取りながらも、萌に覚えた恋情。

いつの日か、萌にやろう、そう思いながら読むようになった。



心の中ではあせあせしているが、余裕のある行動をする…。

日常生活でも、本心を出来るだけ見せないようにする。

それは、彼なりの防衛であったし、萌を守る時が本当に来たら、今の自分ではいられない…そんな思いから来る行動だった。
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