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愛憎
第12章 暴れ回る振動に
パンティの中にある異物感にヨタヨタしながら、なんとか学校に着いた萌。

電車を下車した時から既にパンティの中にある振動に吐息が隠せなかった。

今は3時間目。


ブブブブ…

パンティの振動は、朝と変わらず弱めに設定されているようで、強くなることがない。

学ランが自分の学校の物だと知り、
(気を使ってくれてるのかな?)
と、思いながらも、貪欲になってる体は
(もっと刺激が欲しい)
と、疼いている。

パンティの中のバイブレーションに、意識が向き、とてもじゃないが授業に集中することが出来ない。

「たかはし…高橋っ!!」

このクラスの副担任である英語教諭が萌の名前を呼ぶ。


萌の体はびっくんとして

「は…はいっ!!」

と、喘ぎたいのを堪えて言った。


「今の教科書に書かれている英文を読んでくれ」
と言う英語教諭。

「えっ、あっ」

狼狽える萌。

(ど…どうしよう。教科書何ページかわかんない…)

そう思っていると


英語教諭は
「ちゃんと聞いていたか〜?」
と萌に言う。

クスクスと笑い声。

萌は赤くなっていると

後ろのクラスメートが気を遣ったのか

「51ページ」

と、教えてくれる。

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