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愛憎
第15章 感情
…ふぅ…。

湯船に浸かった萌は、ため息を漏らした。

(私も私で、まこちゃんに言い過ぎたかな…)

そうかもしれない。そう思い、勇気を振り絞って腕をひねり上げた。

でも、そうであって欲しくない…そうとも思った。


(大体にして、あんなになんで上手なの!?
って、私未経験だから、上手も下手も分からないけど)

まこちゃんから、私、彼女が出来たとか、そんな話聞いたことがなかった…。

中学の時は気持ち悪いとしか思わなかったけれど、今、こうやって、半年間痴漢をやられていて、自分の未知なる部分が引き出されたのが、誠であったことに、ただただ、萌は驚いていた。

ーー痴漢とかじゃなくて、真正面から押し倒しなさいよ!!

…痴漢が誠だと知った時に思った事を口に出していた。

(多分、文句じゃなくて、私の本心だ…)

萌は思った。

小学5年生の頃、萌は性をよく知らなかった。

けど、同級生達の間で行き交う会話で、どんなものかを知った。



その頃だ。

誠が萌に壁を作ったのは。

いつもいつも、こう思ったとか、色々な話をしていたのに、最低限の話くらいしかしなくなった。

でも、頼りにする存在。
それが誠だった。
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