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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第7章 赤いシルシ
「おーい、聞こえてる?」
「ハァ、‥もぉ…‥止めてぇ‥‥」
「あーはいはい。で、今から挿れるけど、ゴム持ってるの?」
「‥‥ッ、ご む…?」
「はぁ、ダメだなこれ」
男が花菜に問いかけるも、まともな答えは返ってこない。
彼女にそんな気力は無いし…
第一に、ゴム、なんて言われても彼女はそれを知らないのだから。
「だったら付けなくていいだろうが」
「へ? …いや…──ッ さすがにそれはヤバいって」
「なら誰か持ってんのかよ」
「持ってねぇけど、なンかあったとき面倒じゃん?」
「平気だろ」
痺れを切らしたひとりが自身のモノを剥き出し、花菜の腰を両手でわし掴む。
他の仲間が尻込みする中、力任せに引き寄せた。