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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第9章 俺はお前に興味がある
「誰かに見られたら、どうするんですか。こんな道のど真ん中…っ」
「丁度いいだろ。…レイプ魔に襲われてるとか言って助けてもらえよ」
「なっ…!?」
おそわれる
不破の肩にすがっていた手が、それを聞いて反射的に彼を突き放した。
グッ···
だが腰に回された手に引き戻され、花菜は不自然な体勢でのけぞる。
そうやって逃れようとする小さな抵抗を
「──…」
不躾(ブシツケ)なほど真っ直ぐで鋭い視線が見下ろしていた。
「助けを求めて……、今度こそ俺を警察に突き出せばいい」
「…?」
「こうやっていちいち怯えるくらいならな…」
そして直後に、繰り返されるキス。
「……ッ…、ん…」
息つく間も無いとはまさにこの事だった。