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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第10章 兄妹だから


“ ああ、あ……。力が抜けてく…… ”


溜まる唾を呑み込んで花菜の喉が震える。

目を閉じた彼女の意識は雑味のない深い場所へと誘(イザナ)われ、ただこの行為へ陶酔していく。

大好きな兄から愛情を注がれる幸福に

溺れるように…しがみつく。






「…ねぇ花菜」


「……?」


「言い忘れたことが…あったよ」


伊月の唇が離れた。

彼が発した言葉は花菜に届くには小さすぎて、聞き取ることができなかった花菜は口を開けたまま次の口付けを待っている。


でも、なかなかこない。


“ お兄ちゃん…? ”


すると顎に添えられていた彼の指がいなくなった。

代わりに伊月が掴んだのが肩。

彼は顔を傾け、花菜の頬を滑り…耳の下にキスをした。

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