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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第10章 兄妹だから
普段何かが触れることのないソコは、とても繊細で吐息だけでも感じるほど敏感なのだ。
そこに濡れた舌が入ってきて、尖らせた先っぽでグルリとなぞってくるから堪らない。
「ひゃっ、あ…//」
花菜は無意識に顔を背けた。
目の前の伊月にすれば、よけいに耳を差し出すかたちになっているのだと…わかっては、いても
力いっぱい顔を背け、片頬をドアに押し付けて悶えてしまう。
最も脳に近いところを巧みに愛撫されて…
わざとなのか…近距離で厭らしくたてられる水音が、腰にクル。
みるみる力が抜き取られていくのだ。
“ あ……頭、溶けちゃう……ッ ”
花菜の膝が曲がり身体がドアを滑る。
「まだ………駄目だよ」
「…ハァっ…‥ぁ……」
しかしそれを見越していたのか、伊月が片方の脚を彼女の股の間に入れた。
崩れそうになった花菜の腰が彼の太ももの上にのる。
花菜の肩を押さえていた両手もいつの間にか脇の下に入れられ、彼女の身体を引き上げていた。