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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第13章 戒めの快感
抜き取られたリボン。
不破の手に蓋をされてこもる声。
花菜はいつものように怯えた目をして震えた。
寝ようとしていた不破は怠そうに目を何度か瞬かせ、奪ったリボンを彼女の顔上に垂らした。
「…どう使ってほしい?」
「…ッ…ん」
「お前が暴れるなら手を縛ってここに括り付ける。五月蝿くわめくなら…口の中に突っ込む」
「……!!」
「選べよ」
垂れたリボンの先が花菜の頬を掠めて嘲笑う。
花菜は小刻みに首を横に振った。