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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第18章 僕を見て
しかしそんな時、彼の脳裏に不破の存在がよぎった。
"あの男"は花菜の口腔まですでに犯しているのだろうか、と。
彼なら知っているのだろうか、と。
陰幹を咥え不器用に奉仕してくる舌の感触
脈打ちながら膨らむソレの生々しさに戸惑う表情
息苦しくて涙を滲ませる目元まで…
伊月が焦がれて止まない花菜を、あの男は手に入れているに違いない。
ジュル....! ジュ、ジュルル!!
高い鼻ごと秘裂の奥に舌を押し挿れ、音を立てて蜜液を吸いながら、伊月は口角を上げて笑った。
妬みで狂いそうだ。
嫉妬が胸を貫く。それは誤魔化せられない。
だがそれでも伊月は笑っていられた。
“ 花菜のこの身体……育てたのは、僕だよ ”
奪えるなら…奪いたければ、奪えばいいさ。
そうなったとしても彼女の身体を厭らしく育てたのは自分だという事実が、伊月にかろうじて笑みを残した。