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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第18章 僕を見て
「君がっ…逃げないから…ッ───ハァ…!
奥ま でズッポリ……挿入ったじゃないか……ハハ」
「ぁ‥‥!?」
「ハァっ!─く、ぅ…!!……不味いね…これは…!!」
身じろぐ暇も無かった。
その言葉通り、何の抵抗もなく男の陰幹は彼女のナカに呑み込まれてしまったのだ。
「アアっ‥!!」
「ぅ…!!……ハァ、ハァ…!!」
挿入ってしまったのか
それとも挿れたのか…
わからないが、少なくとも彼は笑みの下で尋常でなく焦っていた。
呑み込まれたと同時に自らの欲棒を包む肉壁の柔らかさに支配され…あっという間に果ててしまいそうだからだ。
「ハァっ…ハ──…花菜……!!」
「ハ‥‥ァ…‥」
「どうしようッ……キミの…ナカに……!……ハァ、信じられない……まさか、本当、に」
みるみる弛んでいく頬の筋肉を何とか動かして…彼は高揚した声で叫ぶように話す。
気を抜くと簡単に搾り取られそうだ。
怪我の事など一瞬で頭から抜け落ちた彼は丸めた背に力を込めた。
グッと隆起した背筋と肩甲骨によって、広い背中が縦に窪む。
「ハァ…!ハァ…!」
硬直した花菜の身体を片腕で抱きしめた。
待ち望んだ瞬間
夢に描いてきた感触
信じられない……
まさかこれほど、いいなんて
「ああ…………、やっ と……!!」
「ハ…ァ‥ァ……」
「やっと……!!」
打ち震える男の身体。
花菜の膝裏に手をいれて片脚を持ち上げ大きく開脚させると、さらに深く腰を沈めた。