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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第18章 僕を見て

「そぉか…!!……そうだよ」

「‥ハッ、ァ、ァ‥…//」

「花菜はこのまま最後までシタいんだ…!?……だから逃げないんだ、ハァっ…ハ──……僕に犯してほしくて…ッ…そうなん…だよね…!?」

見開いた目の奥で、黒色の瞳に荒々しい光が宿っている。焙り立てられる焦燥と昂ぶりとで充血した目。

「ならっ…ナカに出しても…イイワケダ?だって僕らはソウシソウアイ…─ッッ…僕達はちゃんと愛し合ってる……はは、ははは!」

猛火のような高笑いが、自らの心臓に負担をかけながらも込み上げてくる。


「…大…丈夫…!! 赤ちゃん、できたら、責任とる」

「…ハァッ‥ハ…──ぁ、ぁ、‥ぁぁッ‥‥ハ…!」

「結婚シヨウネ…!?…ぁぁ、素敵っ…だよ、僕達は兄妹をやめて夫婦になれるんだ!──はは」


素敵だね──

男はもう一度同じ言葉を呟く。

そして律動を速めた。

彼女の一番奥まで蹂躙し支配の手を弛めず責め続ける。

もし途中で止まったならば彼自身が死んでしまうとでも言いだけな、余裕を剥ぎ取られた動きで…

かつ、このまま続けてもそのうち息絶えそうな激しさで、腰を打ち付けた。

グチュ! グチュン! グチュン! ズリュ..!!

男はとっくに体力の限界を向かえている筈で、すぐにでも崩れそうなほど身体は疲弊しているのだが

何かに取り憑かれたかのように、狂乱の如く

不気味な笑いをそのままに陵辱は加速した。

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