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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第3章 ルール
彼女の身体はこの時間
彼女だけの モノ では、ないのかもしれない。
「…‥ァ‥‥…ハ、‥‥‥ァ」
「…っ……、こうされる の……気持ちイイ……?」
「ァ‥‥ッ」
「……ああ……下も…──こんなに、濡らしてる」
素直 だね
「カワイイ……───っ」
花菜のズボンのゴムに指をかけ、ショーツと一緒にゆっくりと引き下ろした彼の言葉は…
届く筈がない。
眠る花菜には、届く筈がない。
それを承知しているからこそ、男は愛の言葉を紡ぎながら薄い叢( クサムラ )に鼻を埋める。
ピタリと閉じた聖域から塞き止めきれず溢れた美酒を……眼( マナコ )を熱く潤ませながら飲み干したのだ。
──…