この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第3章 ルール
指を追うように顔を寄せて
鎖骨の下に唇を押し付け…。
それは、親が寝かしつけた子供の頬に落とすキスとは、まるで違う。
「…ハァ」
舌を出し、なぞっていく。
白とピンクのブラジャー、──暗闇でその色は見えないが、それを上にずらして、現れた膨らみを掌で包み込む。
大きく育った膨らみが歪にカタチを変えるほど丹念に揉みしだき…
他方の手は邪魔な布団をめくった。
花菜は眠っていた。
けれどそのぷっくりと可憐な唇の隙間からは、熱を帯びた悩ましい息を零し
胸の先端を掠める男の指に応えて、ピクンと身体を震わしていた。
その震えは唯一、彼女に触れている者にだけ伝わる程度の微かな反応で
しかし──
突起に舌が絡み付き吸い上げられる頃には、彼女の乱れは目にも明らかに激しく変わる。