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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第3章 ルール

指を追うように顔を寄せて

鎖骨の下に唇を押し付け…。

それは、親が寝かしつけた子供の頬に落とすキスとは、まるで違う。


「…ハァ」


舌を出し、なぞっていく。

白とピンクのブラジャー、──暗闇でその色は見えないが、それを上にずらして、現れた膨らみを掌で包み込む。

大きく育った膨らみが歪にカタチを変えるほど丹念に揉みしだき…

他方の手は邪魔な布団をめくった。










花菜は眠っていた。


けれどそのぷっくりと可憐な唇の隙間からは、熱を帯びた悩ましい息を零し

胸の先端を掠める男の指に応えて、ピクンと身体を震わしていた。

その震えは唯一、彼女に触れている者にだけ伝わる程度の微かな反応で

しかし──

突起に舌が絡み付き吸い上げられる頃には、彼女の乱れは目にも明らかに激しく変わる。

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