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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第22章 epilogue ~どうか 夢のままで~
夜な夜な、養殖真珠を育てるように慎重に
愛情を込めて
…だが同時に、憎しみも込めて育て続けた。
「ハァ…ハァ…ッ……──ク、ハハ…」
愛憎(アイゾウ)とはよくぞ言ったもので、相反しつつ共存するこの複雑極まりない感情は、どんな珍味よりも癖になる。
そこに背徳を混ぜたこの味を──いったい他の誰が知るだろうか。
激しい情緒が胸に突き刺さり、彼はまた理性のタガを奪われた。
「フフフ…っ‥─ハァ、なんでこんなに楽しいンだろうね……!? ねぇ?」
毎夜、毎夜
飽きもせず……
されるがままのカラダを相手に、よくまぁこれだけ欲情できる。
彼女が垂れ流す蜜の味や粘度
ツンと鼻の奥を刺す蒸せた匂い
ピチャ.....
ピチャ、クチュ..チュウー……ッ
こうして陰核をなぶるたびに栗立ち、小波(サザナ)む柔肌
「ァ…!─ハ ァ ァ‥‥…、ァ、ァ‥…ッ」
「…ッ…ほ ら……ちゃんと、イキ なよ」
その全てを覚えて尚、今宵もまた欲しくなる。
見たい
聞きたい
感じさせておくれよ
もっと
もっと、もっと必要なんだ
君が女として降伏する姿が──
君が僕に支配される…この瞬間が必要なんだ