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溺愛 ~ どうか 夢のままで ~
第23章 後書き
睡姦と聞いて想像する光景ってどんなものでしょうか?
眠っている女性を相手に黙々と愛撫をしたり、オナホのように使ってひとりで腰を振っていたり…
わたしの印象としては格好悪いなというか、滑稽だなというのが正直なところです。(たとえイケメンだとしても!)
でも…なら、どうして男は眠っている女を抱いているのか。
独りよがりなセックスが好きなのかもしれないし、単に誘う勇気がないだけかもしれない。
それか、あるいは
“ 起きている女に絶対に手を出せない理由 ”
“ それでも女を犯さなければならない理由 ”
が、男にあるのかもしれない。
もしそうだとしたら「禁断」というテーマと相性が良いですよね。
そう思うと男の心境や経緯(イキサツ)を覗いてみたくなって、今回のストーリーが浮かんできました。
睡姦と禁断
どちらも初めて書きましたが、予想どおりの暗さと歪みっぷりです。
血も繋がっていないのに禁断なんてけしからん!
と禁断マニアの人にお叱りを受けそうですが(汗)
仮に花菜と伊月が実の兄妹だとしたら、普通に悲恋の話になりそうだったので…。
切ないだけではなくて、わたしが睡姦に感じた「滑稽さ」みたいな要素が作品全体にも表れたらいいなと。
第三者から見れば「何してんだこの二人…」っていう愚かさが欲しかったんです。