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再会という名のBAR
第1章 突然の別れ・・
月に一、二度通っていた、ここ「BARムーンライト」。
職場とは駅を挟んだ反対側という近さと、
この町に残る一番古いビル、確か昭和の初期に作られたという
外国の香り漂う雰囲気の建物にマッチしている西洋風な店内に魅かれて
足しげく通った。
ベテランバーテンであるマスターの人柄も良く、
一人で行っても居心地良く酒を飲めるのが一番気に入っていたところだった。
そのバーが、無くなってしまった。
行きつけ、と呼べる唯一の店だったのに。
瞳はがっくりと肩を落とし、張り紙を貼ったドアに背を向けた。
歩き出そうと一歩を踏み出したが、もう一度張り紙を見た。
12月から新しい店がオープンすると書いてある。
・・とりあえず来てみようか・・
張り紙を携帯電話で写真に収め、
重い足取りで駅へと歩き出した。
職場とは駅を挟んだ反対側という近さと、
この町に残る一番古いビル、確か昭和の初期に作られたという
外国の香り漂う雰囲気の建物にマッチしている西洋風な店内に魅かれて
足しげく通った。
ベテランバーテンであるマスターの人柄も良く、
一人で行っても居心地良く酒を飲めるのが一番気に入っていたところだった。
そのバーが、無くなってしまった。
行きつけ、と呼べる唯一の店だったのに。
瞳はがっくりと肩を落とし、張り紙を貼ったドアに背を向けた。
歩き出そうと一歩を踏み出したが、もう一度張り紙を見た。
12月から新しい店がオープンすると書いてある。
・・とりあえず来てみようか・・
張り紙を携帯電話で写真に収め、
重い足取りで駅へと歩き出した。