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バレンタインの奇跡
第2章 そして、奇跡は起こった
「投票券あるだろ?」
「うん。3枚貰った!」
「部門に別れて、学年とか名前とか書くだけだろ?」
「らしいな。行きますか!」

で、3人揃って投票会場へ行くと、今度は、クラス委員長の長谷川さんとすれ違って、手を振られた。

「なんか、今日珍しく女子がお前に手を振ってんな。」
「そう?」
「いつもは、愛くらいだろ?」
「愛ちゃんは、幼馴染みだからね!!優しくて、可愛い!!」

「じゃ、そこの机で名前書いて、出口手前の箱に投票してください。」

イベント実行委員の生徒が、声を張り上げて言ってた。

机に向かって、貼られた部門を見る…

「イケメン部門は、優樹くんだ。スポーツ部門は、俊哉くん。大食い部門は、僕かな?」

それぞれに名前を書いて、投票箱に入れた。

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