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契約的束縛ー羞恥公開調教
第13章 調教師の立ち位置
「・・・人間と違ってか・・・」
確かに普通とは違うが、まるっきり人間とは違うと言わんばかりの仁科の言い方。
「俺はそこまで言って無いぞ」
金髪赤琥珀の仁科も仁科だが、何時もの茶髪黒目の仁科もまた仁科。
隠し事があったにせよ、仁科が嘘を吐くのはついぞ聞いた事が無い。
それが仁科の性格なんだろう。
「それにしても・・・」
仁科の奴はふらっと出て行ったが、この地下施設の言い訳をどうするんだ!?
「・・・上手くしてやられた気分だ・・・」
煙草を吹かし深いため息、これをどう説明すれと?
そして出て行ったのは仁科の確信犯、全くやってくれる。
「まあいいか‥
その内たっぷりと返してやるさ」
とりあえず爆薬で話が通るか?
先に仁科が来ていたのは、爆薬の密告があり、それを探る為。
この辺りで、ごり押しするしかないだろう。
「余計な事を押し付けやがって、仁科め覚えてろ」
煙草を消し、言い訳の為に事務所へと上がる。
その後、冗談抜きに言い訳は困難を極め、最終的に修繕費用はこちらが持つ、これで何とか話を付けた。
ついでに言えば、通信が使えず組事務所をもう一軒回る事になり。
流石の俺でも、かなり堪えたのは絶対に仁科には言いたくない。