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初めての浮気
第1章 不適切な場所

あの日・・初めて私が彼女夫妻の住む高級マンションを訪れた日・・某大学病院に外科医として勤務している彼女のご亭主は大きなミスを犯してしまったのです。それはご亭主の傍らで言葉少なに微笑んでいる彼女の私に注ぐ視線が【女のまなざし】であることに気づかないまま、私に全ての保険契約を委ねてしまったことでした。彼女は顔立ちの美しさばかりでなく、やや長身ゆえに長い脚のラインの美しさは際立った物でした。
それは私が契約の保全や情報提供を大義名分として、平日の昼間すなわちご亭主不在のマンションを訪れる権利を与えたことを意味するのです。
それ以降、私がマンションを訪れる度に2人の仲は親密さを増して行き、美味しいお店の話題から、じゃあ その店に行こうとランチを共にするようになり、この日の前の週末にご亭主の当直勤務にかこつけて初めての夕食に出かけ、その流れで訪れたカラオケ店で初めてのキスを交わしたのです。
そしてこの日、ついに私たちは街外れにあるラブホテルを訪れたのです。
本来ならば既婚の彼女がご亭主以外の男を伴って足を踏み入れるべきではない不適切な場所にその身を置いているのです。
『Mさんがあんなに歌が上手だなんてビックリしちゃった。選曲もステキだし、何だかうっとりしちゃって・・・私 あの歌が大好きでね。聞いてるうちに涙が流れて・・で・・あんなことに・・』
【でも、店員さんが気になって落ち着いてキス出来なかったけどね。でも、ここなら店員さんいないから・・】
『ねぇ。ここにもカラオケがあるみたいよ。ねぇ ねぇ もう一度、Mさんのあの歌が聴きたいなぁ』
【え〜っ ? しらふで歌うの ? うまく歌えるかなぁ】
『歌って! 歌って !』
私はカラオケを操作して彼女の願いを叶えるべく、あの歌を・・・
『・・・うん うん・・・やっぱりステキ・・ねぇ この前の続きを・・』
彼女は私にその身を寄せて来るのです。
それまで私たちは常に向かい合わせに座ってしました。彼女のマンションのリビングでも、ランチを楽しんだレストランでも。しかしあのカラオケ店での出来事以来、彼女は私の左横に座るようになりました。
それは私が契約の保全や情報提供を大義名分として、平日の昼間すなわちご亭主不在のマンションを訪れる権利を与えたことを意味するのです。
それ以降、私がマンションを訪れる度に2人の仲は親密さを増して行き、美味しいお店の話題から、じゃあ その店に行こうとランチを共にするようになり、この日の前の週末にご亭主の当直勤務にかこつけて初めての夕食に出かけ、その流れで訪れたカラオケ店で初めてのキスを交わしたのです。
そしてこの日、ついに私たちは街外れにあるラブホテルを訪れたのです。
本来ならば既婚の彼女がご亭主以外の男を伴って足を踏み入れるべきではない不適切な場所にその身を置いているのです。
『Mさんがあんなに歌が上手だなんてビックリしちゃった。選曲もステキだし、何だかうっとりしちゃって・・・私 あの歌が大好きでね。聞いてるうちに涙が流れて・・で・・あんなことに・・』
【でも、店員さんが気になって落ち着いてキス出来なかったけどね。でも、ここなら店員さんいないから・・】
『ねぇ。ここにもカラオケがあるみたいよ。ねぇ ねぇ もう一度、Mさんのあの歌が聴きたいなぁ』
【え〜っ ? しらふで歌うの ? うまく歌えるかなぁ】
『歌って! 歌って !』
私はカラオケを操作して彼女の願いを叶えるべく、あの歌を・・・
『・・・うん うん・・・やっぱりステキ・・ねぇ この前の続きを・・』
彼女は私にその身を寄せて来るのです。
それまで私たちは常に向かい合わせに座ってしました。彼女のマンションのリビングでも、ランチを楽しんだレストランでも。しかしあのカラオケ店での出来事以来、彼女は私の左横に座るようになりました。

