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連攣鎖(つれづれぐさ)
第29章 割り込み 夢
それで今朝の夢のお話。
というか私の夢は五感がある。だから目覚めるまで夢とわからないのです。
時間軸は高校生、
実家を改装して、私の部屋の隣に彼の部屋を作り、当面はここで暮らす。
「新婚なのに?」
「まだ、わかいんだから仕方ないだろ?」
と彼。
私が高校生なら彼は中学生になってしまうのだけど、夢設定では年上でやっと社会人になったばかり、
(自分だけ若返って、彼は出会った頃に近いというご都合主義な夢。)
彼は、スリムな黒のジーパンに、ダボッとした長ティーを羽織り、新しく出来た自室に片膝を立てたあぐらで寛ぎ、私のことを指で手招きして呼ぶ。
「だって、二人きりがいいじゃん。」
「こうすればいいだろう。」
近づく私の手を取り、くるんと向きを変えられ、引っ張られて落ちるのは、彼の長い脚で出来た椅子。
彼の胸を背もたれにして、寄りかかると、そっと彼の腕が私を包む。
彼のコロンの香りと体温に包まれて、それだけで幸せになる。
「今日、最後だろう?
無理せず頑張れよ。
迎えに行くから…」
彼に励まされ、私はコクリと頷いた。
というか私の夢は五感がある。だから目覚めるまで夢とわからないのです。
時間軸は高校生、
実家を改装して、私の部屋の隣に彼の部屋を作り、当面はここで暮らす。
「新婚なのに?」
「まだ、わかいんだから仕方ないだろ?」
と彼。
私が高校生なら彼は中学生になってしまうのだけど、夢設定では年上でやっと社会人になったばかり、
(自分だけ若返って、彼は出会った頃に近いというご都合主義な夢。)
彼は、スリムな黒のジーパンに、ダボッとした長ティーを羽織り、新しく出来た自室に片膝を立てたあぐらで寛ぎ、私のことを指で手招きして呼ぶ。
「だって、二人きりがいいじゃん。」
「こうすればいいだろう。」
近づく私の手を取り、くるんと向きを変えられ、引っ張られて落ちるのは、彼の長い脚で出来た椅子。
彼の胸を背もたれにして、寄りかかると、そっと彼の腕が私を包む。
彼のコロンの香りと体温に包まれて、それだけで幸せになる。
「今日、最後だろう?
無理せず頑張れよ。
迎えに行くから…」
彼に励まされ、私はコクリと頷いた。