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連攣鎖(つれづれぐさ)
第33章 カラオケボックス
「いいのか?」

「はい…ナカにっ…ナカに出してぇ…」

ジュジュッ……ジュッ、ジュッ、ジュッ…ズズン…

ジュジュッ……ジュッ、ジュッ、ジュッ…ズズン…

刃の往復が再開され、感度の高まった私は更なる快感を求める。

あああっ…ああああああっ…

「はあっ…お前をちゃんと味わいたい、ホテルに行かないか?
どこか知ってるか?」

ジュジュッ……ジュッ、ジュッ、ジュッ…ズズン…

ああっ…ああっ…行きます…ご案内しますぅ…

やはり身幅しかないスペースでトップも無理な体勢だったらしい…

お互いに身も蓋もない会話となる。

しばらく刃に貫かれていたけど、ズルッ…

次の目的のために一旦離れた。

身なりを整えようと室内を見渡せば、
点々と脱ぎ捨てられた靴と服。

よく少女漫画のsexシーンで、ベッドまで続く脱ぎ捨てたもの達が描かれているけど、
実際はそんな美しいものではなく、
常識や羞恥心、貞操観念など、人間たる知識をかなぐり捨てて、
本能のままに動く獣になっていった軌跡であった。

ひょいひょいとそれらをつまみ上げて、手早く身支度をして、ボックスを後にする。
店を出ると、トップが、
「どっちだ?」
と耳打ちした。
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