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連攣鎖(つれづれぐさ)
第38章 プロ2
彼、藍さんとしましょうか…

藍さんとの鬼門は待ち合わせでしょうか…
都合4回ほど会いましたが、するっと普通に出会えたことがまずありません。

待ち合わせ運がないのでしょうか…(笑)

とにかく最初の時は、ドキドキしながら待ちました。
メールでお互いに待ち合わせた駅に着いてることはわかっているのに…

待ち合わせスポットで待ち合わせたので、他にも沢山の人がいます。
私から探して歩くのは恥ずかしくてじっと待っています。

互いの服装と携帯だけが頼りでした。

待ち合わせという行為は不思議です。
相手がわかっていて待ち合わせる人がほとんどですが、中には私達のように初対面で待ち合わせしている人もいました。

恐る恐る近づいて、符号か名前かをやり取りして、初対面の挨拶を交わしてその場を去っていく人がいます。

男女の場合、その二人を観察して関係性を想像して楽しみながらも、待ち人来たらず…でした。

ちょうど向かいに立つ初老の男性と先程からよく目が合います。

そして、目印の服装と近似しています。

レゲエジジイよりジジイ?
でも、相手はプロです。藍さんなら向こうから声を掛けて来るでしょう。

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