この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
支配~control~
第8章 崩壊

「いえいえ…いつでも力になるから」
ニカッと歯を出して笑う陸さんは眩しくて、太陽みたいだった。
今の私には眩し過ぎるくらい。
「もう、大丈夫ですから」
改めて、その場を去ろうとしたら、また陸さんの言葉によって止められた。
「…あんな奴やめとけよ」
「…」
「俺だったら、茜ちゃんを泣かさない」
「…」
「俺だったら、ずっと笑わせてあげられる」
「…」
「俺が、君を幸せにしてあげるよ…」
「…ダメですよ」
「え?」
私は、振り返ってはっきりと言った。
「だめです…陸さん」
「そんなにあいつが良い?」
首を左右に振る。
「今、そんな優しくされたら…私、甘えてしまうから…」
「甘えたら良い」
と、腕を引き寄せられて、また私は陸さんの胸の中にすっぽりと埋められてしまった。
「俺に甘えたら良い」
ニカッと歯を出して笑う陸さんは眩しくて、太陽みたいだった。
今の私には眩し過ぎるくらい。
「もう、大丈夫ですから」
改めて、その場を去ろうとしたら、また陸さんの言葉によって止められた。
「…あんな奴やめとけよ」
「…」
「俺だったら、茜ちゃんを泣かさない」
「…」
「俺だったら、ずっと笑わせてあげられる」
「…」
「俺が、君を幸せにしてあげるよ…」
「…ダメですよ」
「え?」
私は、振り返ってはっきりと言った。
「だめです…陸さん」
「そんなにあいつが良い?」
首を左右に振る。
「今、そんな優しくされたら…私、甘えてしまうから…」
「甘えたら良い」
と、腕を引き寄せられて、また私は陸さんの胸の中にすっぽりと埋められてしまった。
「俺に甘えたら良い」

