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第9章 本当の気持ち

あの日から、3ヶ月…。
もうすっかり世間は冬になっていて、街がキラキラ輝く季節になっていた。

純さんとは仕事で顔を合わせるけど、それ以外で会うことは一度もなかった。

仕事も最初は気まずく思ったけど、そこはさすが社会人同士。
なんとかこなしていけてる。


でも、やっぱり周りの目はきつくて…。

「先輩…純さんと別れたんですかぁ？」

「え?」

後輩の紗奈ちゃん。
「私、今お姉ちゃんと住んでるんですけど…この間、お姉ちゃんが…純さんを家に連れてきたんですよぉ」

「…へぇ」

「へぇって、先輩、純さんと付き合ってるんですよね？」

「…最初から付き合ってなんか、ないよ」