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第9章 本当の気持ち

そのままオムライスを食べに行って、いつものように、マンションまで送ってもらった。
「ありがとう…ございました…」

また今日も言えなかった。

私、だめすぎる。

「…それじゃあ」
鍵を開けて、部屋に入る。

扉が閉まる…その直前。

陸さんが部屋に入ってきて。
「…え…ｯ」
そう思った瞬間に、身体を引き寄せられ、唇を奪われる。

「ん…ｰｯ」
息もさせてくれない程の激しいキスが降り注いだ。