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第9章 本当の気持ち

「…」
ふっと笑って、頬に手を添えられる。
「…どういたしまして」
優しい声。
「…後悔、すんなよ」

これからどうなるかなんて誰にも解らない。
いっぱい泣くかもしれない。
でも、進むしかないんだ。
茨の道。
そんな道を私は、私の意志で選んだ。

「…あのバカ、なんとかしてやって」

陸さんは頭をポンと叩いて、部屋を出ていった。


私に何が出来るんだろう。


…とりあえず。

会いたい。

話したい。


後悔しないように…。