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支配~control~
第10章 支配
あの日、と言われてピンときていない俺を察してか、陸が言った。
「俺がここで好きな子出来たって言った日だよ」
「…ああ」
陸に呼ばれ一緒に飲んだ日。
あの時は陸の好きな奴が茜だなんて思いもしなかった。
「あの日、お前、もう女遊びはやめたって言っただろ?」
「俺、あれ聞いてまじで驚いた」
「誰でも良いとか言ってたお前が…」
「あの時、聞いたよな?お前ははぐらかしたけど」
「お前、あの時にはもう、彼女のことが好きだったんじゃないのか?」
…。
「…なんとか言えよ、純」
陸が詰め寄ってきた。
…チッ。
また大きく舌打ちする。
「…だったらなんなんだよ」
「俺がここで好きな子出来たって言った日だよ」
「…ああ」
陸に呼ばれ一緒に飲んだ日。
あの時は陸の好きな奴が茜だなんて思いもしなかった。
「あの日、お前、もう女遊びはやめたって言っただろ?」
「俺、あれ聞いてまじで驚いた」
「誰でも良いとか言ってたお前が…」
「あの時、聞いたよな?お前ははぐらかしたけど」
「お前、あの時にはもう、彼女のことが好きだったんじゃないのか?」
…。
「…なんとか言えよ、純」
陸が詰め寄ってきた。
…チッ。
また大きく舌打ちする。
「…だったらなんなんだよ」