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無題
第1章 〜1〜
「ダメ…動かないでね…」
私はくだらないほんの小さなやきもちを
燻ぶらせながら
あなたの両腕をそっと押さえ
首筋にキスをする
「大好き」
「あなたが大切」
心の中で何度も呟きながら
そっと舌を這わせる
耳元に舌が触れると
あなたの肩が少し揺れる
そっとシャツの裾から手を滑らせると
あなたの胸元へ近付く
敏感なそこの周りを
指先で何度もなぞるようにすると
甘い吐息と小さな声が聞こえる
私は指先を
その一番敏感な場所へ
動かしながら
そっと唇にキスをする
目を閉じたまま
唇を少し強く押し当てながら
「…んん…」と
甘えたような吐息を漏らしながら
あなたの舌が私の唇に触れる…
もっと私に夢中になって…
もっと私を求めて…
それはずっとずっと変わらない
私の中の気持ち
こんなときは
あなたの身体中を手や指や舌で感じたくて
たまらなくなってしまう