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雨のち晴れ
第1章 曇り空
もうすでに満開を通り越している桜がヒラヒラと散り始めている中、私はこの大学に入学した。
ちょっと前まで、白いカッターに紺のブレザー、赤いリボンをつけて、太ももが半分くらいまで出るスカートをはいて高校に通っていた、どこにでもいるような女の子。
高校生の頃からお化粧はしていたけど、やっぱり女子高生と女子大生では気分が違う。
朝から入念にブローした茶色の髪が風でサラサラと吹かれ、耳につけたピアスが光って見える。
高校の制服を脱ぎ捨てて、今日からの新しい生活にドキドキしながら胸躍らせている。
それが私。凛。
ちょっと前まで、白いカッターに紺のブレザー、赤いリボンをつけて、太ももが半分くらいまで出るスカートをはいて高校に通っていた、どこにでもいるような女の子。
高校生の頃からお化粧はしていたけど、やっぱり女子高生と女子大生では気分が違う。
朝から入念にブローした茶色の髪が風でサラサラと吹かれ、耳につけたピアスが光って見える。
高校の制服を脱ぎ捨てて、今日からの新しい生活にドキドキしながら胸躍らせている。
それが私。凛。