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雨のち晴れ
第1章 曇り空
‥またやっちゃった。

この部屋で朝を迎えるのはもう何回目だろう。

「おはよ」
布団の中でまだ眠たそうな目をして蒼太くんが言う。
「今日も学校?」

「うん。服着替えてから行くよ」

「じゃあ送ってあげる」

「‥ありがと」

「その前に一服だけさせて」
そう言うとタバコを取り出し、火を付ける。

私も鞄から出して火を付けた。
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