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雨のち晴れ
第2章 荒れ模様

「また泣いてんの」
ヒーローの声。
「うわ、今日は酷でぇな」
頭をぽんぽんっと大きな手が覆う。
「...で?」
「ん?」
「なん、で...いつも...」
いつも都合良く現れてくれる。
「んー...凛ちゃんの救世主だから?」
ニカッと笑う蒼太くん。
普段何をしてるかも知らない。
私たちの間柄でそんなものは知る必要もない。
連絡先すら知らない。
なのに、この人はいつも助けて欲しい時に私の目の前に現れる。
救世主...。
イエス・キリスト...?
メシア...?
そういった類い?
...。
「......蒼太くんっ」
彼の胸に飛び込み、腕を回した。
「...よしよし」
救世主は優しく優しく背中をさすってくれる。
まるで小さな子どもをあやす様に...。
ヒーローの声。
「うわ、今日は酷でぇな」
頭をぽんぽんっと大きな手が覆う。
「...で?」
「ん?」
「なん、で...いつも...」
いつも都合良く現れてくれる。
「んー...凛ちゃんの救世主だから?」
ニカッと笑う蒼太くん。
普段何をしてるかも知らない。
私たちの間柄でそんなものは知る必要もない。
連絡先すら知らない。
なのに、この人はいつも助けて欲しい時に私の目の前に現れる。
救世主...。
イエス・キリスト...?
メシア...?
そういった類い?
...。
「......蒼太くんっ」
彼の胸に飛び込み、腕を回した。
「...よしよし」
救世主は優しく優しく背中をさすってくれる。
まるで小さな子どもをあやす様に...。

