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雨のち晴れ
第3章 束の間の晴れ間
蒼太くんはいつも私が話すこと以上のことを詳しく聞き出そうとはしない。
ただ話を聞いてくれて、身体を、心を癒してくれる。

そして、『別れろ』とかそういったようなことは全く言わなかった。

「送ってく」

「ありがとう」

家の近くまで送ってくれる車の中でもそれは変わらず、たまに「今日は車少ないな...」とか「美味いもん食いたいな」とかそういう特に内容のないことを静かに話した。

その全てに私も静かに、「うん」、「そうだね」...と、返すだけ。

「今日は...いい天気になりそうだな」
昨夜の雨が嘘のように朝日が私たちを明るく照らした。

「蒼太くん、私...」

「ん?」

「...どうしたら良いのかな」

「...」

「...」

車の中。
少しの沈黙が流れた。
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