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雨のち晴れ
第3章 束の間の晴れ間
カレとこういう関係になったのは...。

そう。
もう半年も前のことになる。

お互い相手がいるにも関わらず、関係をもった。

最初はほんの些細な好奇心で...。

カレが就職した年の10月初め。
私は高3で受験真っ只中。

そのストレスを解消するためでもあった。


学校帰りにたまたま会った。

最初に声を掛けたのは私。

「浩輔先輩」

「え...」

驚いた様子のカレに、凛の友達だということを伝えて近付いた。

カレは高校生の時から目立っていて注目されていたから。
それを自慢するかのように話す凛が少し疎ましかった...というのも正直な気持ち。

そういうちょっとした黒い気持ちから始まった。
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