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雨のち晴れ
第3章 束の間の晴れ間
カレの言う通りに朝まだ早い時間にも関わらず、凛の家に向かった。

そこで見たもの。

...。

凛........と、誰...?

...。


凛がアパートから出てきて誰かの車に乗り込むところ。

運転席に座る男の姿。

見たことのない人だった。

その男の人が凛の頭をぽんっと撫でて、それに笑顔を向ける凛。

すぐに車はそのまま走り去って行った。


ぎゅっと拳を握り締める。

なんだろう。
この心の中に蠢く感情は...。

私はただ、走り去った車の方を眺めていた。


.......。


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