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雨のち晴れ
第3章 束の間の晴れ間
スルッと帯が緩むと、締め付け感が一気に開放感へと変わった。
浴衣の前がはだけ、スーッと空気があたる。

身体の関係がある、とは言っても恥じらいはあって、なかなか肌を露わにすることが出来ない。
そんな私を見兼ねて、蒼太くんの冷たい手がスっと首元に当たった。
「ひゃ....っ」

「ほら、脱いで」
ゆっくりと布が肌から離れていく。

「...っ」
下着だけの姿が窓ガラスに薄く映った。

器用に下着のホックを外されると、意図も簡単に胸の膨らみは露になる。

「こっちも脱がしてあげるよ」
腰に蒼太くんの手が触れた。
「...やだ」

「やだじゃない」
まるで小さな子どもにするように下着が脚から抜き取られ、生まれたままの姿で立つ。

「...可愛いよ」
その言葉に、ズクっとお腹の奥が疼くのがわかった。
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