この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
伝わらない想い
第2章 恋の始まり
優希と別れてから5年...もうすぐ6年になるのか。
時は、長いようで、あっという間に過ぎ去っていく。
それでも俺は何も変わることなく、ただ過ぎ去っていく日常を過ごしていた。
「陸、はいどうぞ」
蘭がお酒を持ってきてくれる。
「あ、サンキュ」
俺はそれを口に付けた。
「ね、陸は好きな人今はいないの?」
「俺は…たぶんもう出来ないかな」
「まだあの人が忘れられないの?」
「…んな訳ねぇだろ」
忘れられないとかそんなことは本当になかった。
ただ。
やっぱり、好きとかいう感情が芽生えることはなかった。
…彼女に出逢うまでは。
時は、長いようで、あっという間に過ぎ去っていく。
それでも俺は何も変わることなく、ただ過ぎ去っていく日常を過ごしていた。
「陸、はいどうぞ」
蘭がお酒を持ってきてくれる。
「あ、サンキュ」
俺はそれを口に付けた。
「ね、陸は好きな人今はいないの?」
「俺は…たぶんもう出来ないかな」
「まだあの人が忘れられないの?」
「…んな訳ねぇだろ」
忘れられないとかそんなことは本当になかった。
ただ。
やっぱり、好きとかいう感情が芽生えることはなかった。
…彼女に出逢うまでは。