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伝わらない想い
第3章 恋か友情か
外の景色を眺めていると不意にこの間のことを思い出す。

「この間は、ごめんね」

...。

「ほら、忙しい時に声掛けちゃって...」

「なんのことですか?」
彼女はきょとんとした顔で俺を見つめてきた。

「え、覚えてない?ほら、あの...駅で...」
まだピンときていないのか彼女からは何も返ってこない。

「忙しいんでって走っていっちゃって、確かに朝のクソ忙しい時に悪いことしたなって思って...」
そこまで喋るとみるみるうちに彼女の顔が赤く染まっていくのが見て取れた。

「あ、もしかしてあの時の...ごめんなさい、ナンパだとばっかり思ってて...」

...。
なんだ。
そういうことか。
それを聞いてホッとする自分がいた。

「こちらこそ朝っぱらからすみませんでした」

「いえ、私の方が...」

「いやいや、俺が...」
彼女と目が合ってなぜだか吹き出してしまった。

「ま、良いか」

「そうですね」

2人の間に緩やかな空気が流れる。
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