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伝わらない想い
第4章 幸せを願う

.......
この所毎日のように陸はここに来てお酒を飲んでいた。
前にうちに泊めた時のように酔うことはなかったけど、それでも陸のことが心配で堪らない。
飲み過ぎないように伝えたものの、陸がお酒を飲みに来なければ会えない。
それはそれで、1日会えないだけでも不安になってくる。
最近の陸はそれほど不安定だった。
店の扉が開く度に陸かな...と期待して見てしまう自分が本当に嫌だ。
がっかりしたくないから、期待なんてしたくないのに...。
ガチャ...。
ほら、また。
期待してる自分がいた。
「いらっしゃい...あ、...」
「純、久しぶりだな」
カウンターから話し掛けるマスターに軽く頭を下げて純は席に着いた。
「ウイスキーロックで」
カランっと氷が揺れて涼し気な音を出す。
純はそのグラスを一気に飲み干した。
「もう一杯」
ここにまた不安定な男が一人...。
この所毎日のように陸はここに来てお酒を飲んでいた。
前にうちに泊めた時のように酔うことはなかったけど、それでも陸のことが心配で堪らない。
飲み過ぎないように伝えたものの、陸がお酒を飲みに来なければ会えない。
それはそれで、1日会えないだけでも不安になってくる。
最近の陸はそれほど不安定だった。
店の扉が開く度に陸かな...と期待して見てしまう自分が本当に嫌だ。
がっかりしたくないから、期待なんてしたくないのに...。
ガチャ...。
ほら、また。
期待してる自分がいた。
「いらっしゃい...あ、...」
「純、久しぶりだな」
カウンターから話し掛けるマスターに軽く頭を下げて純は席に着いた。
「ウイスキーロックで」
カランっと氷が揺れて涼し気な音を出す。
純はそのグラスを一気に飲み干した。
「もう一杯」
ここにまた不安定な男が一人...。

