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友達でいるしかない
第4章 心友
月曜日の朝が来る。
学ランを見つめながら『今日は行けるんだろうか』と考えてしまう。
土曜日に会いに来てくれた文香の気持ちを組みたいと思う。
だけど、それとこれとは別で思っていても気持ちが追いつかない。
諦めモードで再び布団の中に潜り込もうとしたとき、外から複数の大きな声が聞こえた。
「のっりたっかく~ん。あっそびっましょ~」
慌てて飛び起き窓を開ける。
そこには小学生から仲が良かった奴らがいた。
呆気に取られてる俺に次々と声をかけてくる。
「のり~。早く準備しろ~。月曜早々遅刻は勘弁だからなぁ」
「のりちゃ~ん。おはよっ!!寒いから早く準備してね~」
「そうそう。俺たち受験生なんだからなぁ。風邪ひかせるなよ!」
「今まで寝ているとか余裕だよね~。頭がいい奴はこれだから嫌いだわ」
「私たち2人は途中まで一緒に行くわよ~」
「本当にいい迷惑だよなぁ~…まぁ、俺たち私立組は受験ないからいいけどね」
「はぁ~?何それ…むかつくんですけど?」
「当然だろう?小学生のころ受験頑張ってるんだから、今ぐらい楽したって」
私立に通っている2名もいたことに驚く。
じゃれあってる様子は前と変わらない。
無邪気に遊んでいた時と…
「のりちゃん。みんなで迎えにきたよ~一緒に学校行こう!!」
最後に文香がVサインを出して声を張り上げる。
その顔を見て俺は最近では一番の笑顔を返す。
「10分待って!!すぐに用意する!!」
急いで学ランに袖を通し勢いよく1階に降りる。
顔を洗って簡単に身支度を済ませてリビングに行くと、母親が心配そうな顔で俺を見てくる。
「大丈夫!あいつらがいるから」
母親に言いながら自分に言い聞かせる。
『大丈夫。俺は一人じゃない…あいつらがいるから』
学ランを見つめながら『今日は行けるんだろうか』と考えてしまう。
土曜日に会いに来てくれた文香の気持ちを組みたいと思う。
だけど、それとこれとは別で思っていても気持ちが追いつかない。
諦めモードで再び布団の中に潜り込もうとしたとき、外から複数の大きな声が聞こえた。
「のっりたっかく~ん。あっそびっましょ~」
慌てて飛び起き窓を開ける。
そこには小学生から仲が良かった奴らがいた。
呆気に取られてる俺に次々と声をかけてくる。
「のり~。早く準備しろ~。月曜早々遅刻は勘弁だからなぁ」
「のりちゃ~ん。おはよっ!!寒いから早く準備してね~」
「そうそう。俺たち受験生なんだからなぁ。風邪ひかせるなよ!」
「今まで寝ているとか余裕だよね~。頭がいい奴はこれだから嫌いだわ」
「私たち2人は途中まで一緒に行くわよ~」
「本当にいい迷惑だよなぁ~…まぁ、俺たち私立組は受験ないからいいけどね」
「はぁ~?何それ…むかつくんですけど?」
「当然だろう?小学生のころ受験頑張ってるんだから、今ぐらい楽したって」
私立に通っている2名もいたことに驚く。
じゃれあってる様子は前と変わらない。
無邪気に遊んでいた時と…
「のりちゃん。みんなで迎えにきたよ~一緒に学校行こう!!」
最後に文香がVサインを出して声を張り上げる。
その顔を見て俺は最近では一番の笑顔を返す。
「10分待って!!すぐに用意する!!」
急いで学ランに袖を通し勢いよく1階に降りる。
顔を洗って簡単に身支度を済ませてリビングに行くと、母親が心配そうな顔で俺を見てくる。
「大丈夫!あいつらがいるから」
母親に言いながら自分に言い聞かせる。
『大丈夫。俺は一人じゃない…あいつらがいるから』