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友達でいるしかない
第2章 淡い恋心
彼女の一言で自分の罪悪感が少し薄れ次第と悪夢を見なくなった。
完全に見なくなったわけではないが薬で寝る回数が減っていった。
松葉杖が必要だが退院の許可がでる。
ちょうど春休み直前。
時期的なこともあり新学期からの登校となった。
外に遊びに行けない俺のために見舞いに来てくれた奴らが家に遊びに来るようになる。
委員長には受けれなかった時の勉強を教えてもらい、他の奴らとはゲームをしたりと充実した春休みを送れた。

4年の始業式。
どきどきしながら学校に行く。
4年になるでのクラス替えがあるからだ。
廊下に貼りだされたクラス表を見て俺の心は波打つ。

『竹中文香』

彼女の名前があったから。
もちろん他の奴らの名前もあった。
これであと2年同じクラスで毎日顔を合わせられると思うとうれしかった。
別に何も期待する気はない。
その先にある関係なんてまだ知らない。
ただ毎日一緒に遊べるだけどよかった。
彼女の笑顔を毎日みれるだけでよかった。
それが小学生という俺の恋心。
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