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友達でいるしかない
第7章 時の流れ
お互いの近況報告などをしつつ、文香のおすすめメニューを注文する。
オムライスとハンバーグが人気のお店だと言う。
一年前にできた店で時々帰ってきた時は必ず食べに来るというほど気に入っている店だと楽しそうに話す。
11時30分オープンで12時にはすでに満員。
店内はにぎやかにしゃべり声が聞こえていた。
文香が早く来ていたおかげで、この店で一番良い窓際の席に座れていた。
1月なのに窓から差し込む光が暖かかった。
そこでゆっくりと時間だけがすぎていく。
ただ世間話で時間が過ぎていく焦りも感じ始める。。

「たまに、文香の仕事場の近くまで行くことがあるんだ」

食後のデザートを食べながら切り出す。

「今度、近くに行くとき連絡していいかな?帰りに飲みにでもいかない??」

「それ、いいね。絶対連絡してね。」

俺の気持ちとはウラハラにあっさりとOKがでる。

「会社の近くなんだけど、行きつけの居酒屋があるの。料理も美味しいんだけど、雰囲気がとっても好きなんだ。則孝が来てくれたらそこに行きたい。」

「え~っと…文香ってどのくらい飲むの?お酒」

「そうだね~…かなり強いよ。」

平気な顔で、自分で強いという。
まだ一度も一緒に飲んだことがない。
酔っぱらったどんな風になるのかと興味があったが、強いの一言に驚く。
俺はそんなに強くない。

「マジ??俺負けるかも…」

「じゃ、飲み比べだね。負けた方がおごりってことで、どう?」

勝負を申し込んでくるぐらいだから相当自身があるのは確実。

「それ完璧に俺のおごりじゃん…まぁ。楽しみにしてるよ」

帰り際にLINEの交換をした。
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