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友達でいるしかない
第7章 時の流れ
文香から教えてもらった住所をスマホで確認しながらお店『彩り』に向かった。
約束していた時間より30分早いが先に入って待つことにした。
文香の名前をだすと愛想の良い女性が二人掛けのテーブルに案内してくれる。
席に着き、周りを見渡す。
なんとかなく文香が気にいっているのが分かった気がした。
これと言って今流行りのおしゃれな店ではない。
置いてあるものだって普通の代物。
どこに目を惹かれるというわけではない。
どちらかというと物より人に目が惹く。
俺を案内してくれた女性の旦那さんが調理場を切盛りしているのだろう。
2人の話声や笑い声が店全体を和ませる。
細かいことに気が付きクルクルと店内を回る女性・女将さんがそういう雰囲気を作ってるのだろうと察しがついた。
「飲み物はフミちゃんが来るまで待ってる??」
女将さんが俺に聞いてくるが、俺が答える前に大将が口を挟む。
「兄ちゃんは仕事帰りだろう??だったら先に飲んでなよ。」
大将の言葉に『それもそうね』と言って、勝手にビールを注いで運んでくる。
お通しは魚の煮つけ。
チビチビと飲むにはちょうど良かった。
自分でも酒に強くないと自覚があるためスローペース。
文香が来る前に酔っぱらうわけにはいかない。
約束していた時間より30分早いが先に入って待つことにした。
文香の名前をだすと愛想の良い女性が二人掛けのテーブルに案内してくれる。
席に着き、周りを見渡す。
なんとかなく文香が気にいっているのが分かった気がした。
これと言って今流行りのおしゃれな店ではない。
置いてあるものだって普通の代物。
どこに目を惹かれるというわけではない。
どちらかというと物より人に目が惹く。
俺を案内してくれた女性の旦那さんが調理場を切盛りしているのだろう。
2人の話声や笑い声が店全体を和ませる。
細かいことに気が付きクルクルと店内を回る女性・女将さんがそういう雰囲気を作ってるのだろうと察しがついた。
「飲み物はフミちゃんが来るまで待ってる??」
女将さんが俺に聞いてくるが、俺が答える前に大将が口を挟む。
「兄ちゃんは仕事帰りだろう??だったら先に飲んでなよ。」
大将の言葉に『それもそうね』と言って、勝手にビールを注いで運んでくる。
お通しは魚の煮つけ。
チビチビと飲むにはちょうど良かった。
自分でも酒に強くないと自覚があるためスローペース。
文香が来る前に酔っぱらうわけにはいかない。