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友達でいるしかない
第3章 初めての彼女
「…入学した時から…ずっと好きでした…つきあってもらえませんか?」
2年の12月に隣のクラスの女の子に告白された。
小柄で小さくてかわいい女の子。
あまり目立つのが好きではなさそうな子が必死に告白している姿にドキドキした。
もちろん、つきあうことにする。
「いいよ」
って言うと、いきなり泣き出されて困った…
だけど、舞い上がっていたおれは彼女が文香と同じクラスだと気が付かなかった。
気が付いたのは彼女のクラスに行くようになってから。
彼女ができたことが気恥ずかしいのと、前にも増してかわいくなっている文香に話しかけられなかった。
彼女に会うために、毎日昼休みに隣のクラスに行っていたけど…文香を見にいっていたのも少しある。
悪いと思いながら、ふわっと笑い、たまに儚げに笑う文香に引き付けられた。
そんな文香をちらっと横目に、周りの奴らも加えてワイワイ言いながらお昼を食べる。
だからと言って、彼女・美春の事が好きじゃないわけではない。
彼女の事も本当に好きだった。
ある日を境に昼休みに文香を見かけることがなくなった。
いや…その前からあまり笑わなくなってるのにも気が付いていた。
口数も少なく一人でいることが多くなったのは見ていて分かった。
分かっていても…文香と話すことを嫌う美春の手前何も言えない。
それに、たぶん。俺みたいに他のクラスで遊んでるんだろう。くらいにしか思っていなかった。
2年の12月に隣のクラスの女の子に告白された。
小柄で小さくてかわいい女の子。
あまり目立つのが好きではなさそうな子が必死に告白している姿にドキドキした。
もちろん、つきあうことにする。
「いいよ」
って言うと、いきなり泣き出されて困った…
だけど、舞い上がっていたおれは彼女が文香と同じクラスだと気が付かなかった。
気が付いたのは彼女のクラスに行くようになってから。
彼女ができたことが気恥ずかしいのと、前にも増してかわいくなっている文香に話しかけられなかった。
彼女に会うために、毎日昼休みに隣のクラスに行っていたけど…文香を見にいっていたのも少しある。
悪いと思いながら、ふわっと笑い、たまに儚げに笑う文香に引き付けられた。
そんな文香をちらっと横目に、周りの奴らも加えてワイワイ言いながらお昼を食べる。
だからと言って、彼女・美春の事が好きじゃないわけではない。
彼女の事も本当に好きだった。
ある日を境に昼休みに文香を見かけることがなくなった。
いや…その前からあまり笑わなくなってるのにも気が付いていた。
口数も少なく一人でいることが多くなったのは見ていて分かった。
分かっていても…文香と話すことを嫌う美春の手前何も言えない。
それに、たぶん。俺みたいに他のクラスで遊んでるんだろう。くらいにしか思っていなかった。