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友達でいるしかない
第8章 届けたい気持ち
「悪かったな…。で?…こんな夜中にどこに行こうとしてんだよ?あの男のところか・・・?」
「えっ…男…?何?…」
何を言っているのか分からない顔をしてくる。
「・・・違うのか・・・」
彼氏のところじゃないことにホッとする。
「うん・・・?則孝こそ…帰ったと思ってた…」
「あっ…うん…」
今度は俺が黙りこむ。
泣いていたなんて言えない…
2人の間に沈黙が流れる。
お互いに何を言っていいのか分からない状態だった。
「…そこ…寒いから、入ったら??」
口にした文香はしばらくして部屋の中に入って行った。
何を考えているか分からなかった。
文香の気持ちを無視してキスをして泣かせた男を家の中に誘う。
俺を男としてみていないのか。
ただ単に俺を憐れんでいるのか。
だけど、あのキスはやっぱり文香も求めてくれてたと思う。
あのキスからは嫌悪感は伝わってこなかった。
少なからず求めてくれていた…
ささやかな希望。
「えっ…男…?何?…」
何を言っているのか分からない顔をしてくる。
「・・・違うのか・・・」
彼氏のところじゃないことにホッとする。
「うん・・・?則孝こそ…帰ったと思ってた…」
「あっ…うん…」
今度は俺が黙りこむ。
泣いていたなんて言えない…
2人の間に沈黙が流れる。
お互いに何を言っていいのか分からない状態だった。
「…そこ…寒いから、入ったら??」
口にした文香はしばらくして部屋の中に入って行った。
何を考えているか分からなかった。
文香の気持ちを無視してキスをして泣かせた男を家の中に誘う。
俺を男としてみていないのか。
ただ単に俺を憐れんでいるのか。
だけど、あのキスはやっぱり文香も求めてくれてたと思う。
あのキスからは嫌悪感は伝わってこなかった。
少なからず求めてくれていた…
ささやかな希望。