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友達でいるしかない
第8章 届けたい気持ち
俺の言葉に文香は何も反応しない。
やっぱり全てが幻で俺の独りよがり。
想いは俺の一方通行…
はっきりと言葉にしないと何も終わらない。
また同じことの繰しで永遠と続く…
手放すと決めた。
だったら、中途半端ではなく完全に終わりを告げるしかない。
俺が、俺自身の手で。
それが最後にしてあげられる俺から文香への愛情。

「なぁ、俺…このままじゃつらい…だから文香。お前が決めて。…俺の想いを受け止められないならそう言って。このまま出ていくから。そうじゃなかったら…俺のものになって…」

想いを言葉にしながら震える腕に力を込める。
こんな風に抱きしめられるのも最後だと思いながら。
少しの沈黙が長く感じる。
文香の答えは分かっていても本人の口から言われるのは怖い。

「わたし…私は…」

その先の言葉で何もかもが終わる。
文香が俺の腕を解き、俺を見つめてくる。
別れの言葉を面と向かって言うのだろうか…
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