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サイドストーリー7
第3章 キスの後で…
「えー。なんであの子なの?斎藤君と付き合いたい子なんかたくさんいるのに!」
斎藤先輩は無言で女の子をじっと見つめて
目を細めて笑う。
カッコイイ・・・
不安な気持ちと、カッコいいと思う気持ちが入り交ざる。
「例えば?」
「え?」
そう言いながら立ち上がって、女の子と視線を合わせる。
ゆっくりとその子に近づいてその子の髪を優しくかきあげた。
「俺と付き合いたい子って?例えば?お前?」
私はその様子を息をするのも忘れて見守った。
「う、うん。私とか、どうかな・・・?」
その返事にフッと笑って
今までの空気を断ち切るようにガタガタと音を立ててリュックにモノを詰め込んだ。
「無理。お前、桃花の1/10の魅力もねーわ」
そうセリフを吐いて、機嫌悪そうに教室を出てきた。
「桃花、行くぞ」
私がいたこと、分かってた・・・?
「ったく、無駄な時間取らせやがって。食堂が混むだろうが」
そう言いながら、斎藤先輩は私の手をぎゅっと握って歩き出した。
END*****
斎藤先輩は無言で女の子をじっと見つめて
目を細めて笑う。
カッコイイ・・・
不安な気持ちと、カッコいいと思う気持ちが入り交ざる。
「例えば?」
「え?」
そう言いながら立ち上がって、女の子と視線を合わせる。
ゆっくりとその子に近づいてその子の髪を優しくかきあげた。
「俺と付き合いたい子って?例えば?お前?」
私はその様子を息をするのも忘れて見守った。
「う、うん。私とか、どうかな・・・?」
その返事にフッと笑って
今までの空気を断ち切るようにガタガタと音を立ててリュックにモノを詰め込んだ。
「無理。お前、桃花の1/10の魅力もねーわ」
そうセリフを吐いて、機嫌悪そうに教室を出てきた。
「桃花、行くぞ」
私がいたこと、分かってた・・・?
「ったく、無駄な時間取らせやがって。食堂が混むだろうが」
そう言いながら、斎藤先輩は私の手をぎゅっと握って歩き出した。
END*****