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サイドストーリー7
第4章 嘘つきは恋の始まり
会社での毎年恒例の土曜日の花見をして
乾杯が終わって少ししたら、この後用事が出来たとチコちゃんが言って早めに帰った。
その言葉に少しホッとして
チコちゃんを見送った後、そのまま事情を知ってる経管のメンバーに断りを入れて会社に戻った。

いきなり契約の変更を先方から言い渡されて
調印直前に契約書の練り直しになった。

月曜日の朝一で調印するために、今日中に仕上げて
明日の日曜日に常務にハンコをもらわなきゃいけない。

チコちゃんが用事があると言ってくれたおかげで、すんなり花見から帰ってこれた。

チコちゃんとは普段一緒に居られない事も多いから
約束したことはなるべく守りたい。
今日も俺が仕事だと言って早めに帰ったらチコちゃんはもちろん何も文句は言わないだろうが
寂しい思いをさせるから。

チコちゃんに用事があってよかった。

どうしてもこの仕事は今日中にまとめたい。

仕事に夢中になって、一段落したのでふと時計を見ると夜の8時を指していた。
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