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サイドストーリー7
第4章 嘘つきは恋の始まり
「チコちゃん、いつからここにいたの?」
「あの・・・・」
「嘘言わないで。本当のこと言ってごらん」
「・・・・少し前。野口さんが忙しそうだったから、声をかけそびれただけ。
今、野口さんが時計を見たから一段落したのかな?と思ってドアを叩いたの」
缶コーヒーを持っていた手は冷たくなっていて。
4月とは言え、夜はまだ寒い。
今日は花見のせいもあって休日出勤はいないために
申請した部署以外の社内の暖房は切られていた。
廊下は・・・寒かったはずだ。
「寒かっただろ。ありがと」
そう言って抱きしめたチコちゃんの身体は冷たくなっていた。
「平気。終わったら一緒に帰ろう。それまで待ってる」
でも、二人の心はポッカポカに暖かかった。
END******
「あの・・・・」
「嘘言わないで。本当のこと言ってごらん」
「・・・・少し前。野口さんが忙しそうだったから、声をかけそびれただけ。
今、野口さんが時計を見たから一段落したのかな?と思ってドアを叩いたの」
缶コーヒーを持っていた手は冷たくなっていて。
4月とは言え、夜はまだ寒い。
今日は花見のせいもあって休日出勤はいないために
申請した部署以外の社内の暖房は切られていた。
廊下は・・・寒かったはずだ。
「寒かっただろ。ありがと」
そう言って抱きしめたチコちゃんの身体は冷たくなっていた。
「平気。終わったら一緒に帰ろう。それまで待ってる」
でも、二人の心はポッカポカに暖かかった。
END******