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サイドストーリー7
第11章 キスの後で…②
**おまけ**

「光くん~!」
「おい!光!」

なんてこと?
私が斎藤先輩に「光先輩」と呼ぶのを断られてから3日。
学校中の男子も女子も斎藤先輩の事を「光」と呼ぶようになった。

先輩はいつにも増して不機嫌で・・・
「光」と呼んだ人には返事もしないらしい。

ぽかんとその様子を見ていたら白木先輩が
「俺がみんなに勧めたんだ」
「白木先輩が、ですか?」
「そう。ダイブツちゃん斎藤の事、光って呼びたいんだろう?」
「まぁ・・・」
「元カノの先輩もヒカルって呼んでいたもんな?」
「白木先輩は・・・意地悪です」

白木先輩は私の言葉に笑いながら

「みんなが光って呼べばダイブツちゃんも呼べるだろ」
「・・・・」

白木先輩・・・
ありがたいですが、親切の方向が間違っています・・・
「光先輩」と呼ぶレア感がなくなりました・・・

私と白木先輩の会話を聞いていた斎藤先輩が白木先輩を軽く小突いた。
「お前か!犯人はっ!余計なことするな!」
「いってっ!」

そう言っている間にも、各方面から「光先輩~」とお声がかかる。

斎藤先輩は軽くため息をついて
「白木が責任を持って収集しろ!」
「え~」
「え~じゃねぇ!俺をヒカルって呼んでいいのは桃花だけだ!」

「え!私は呼んでいいんですか?」
「あ・・・」
「呼んでいいんですね!」

しまったという顔をした斎藤先輩だけど。もう遅いもんね!
「聞きましたよね!白木先輩!」
「うん。聞いた!」
「・・・・」

「じゃぁ、みんなには呼ぶなって言ってくるわ!」

笑いながらそう言ってぶらぶらと歩きだした時
「良かったな」
と、小さい声で白木先輩が言った。


END*****


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